円錐切除後の生理不順 はピルで治るのか?試してみた

円錐切除後の生理不順 が続いている事については、これまでも幾度となく触れてきた。円錐切除を私が受けてから既に3年。もうそろそろ普通の生理周期に戻っていても良い。戻っていてほしい。円錐切除経験者で不正出血に悩んでいる人は、そう思うだろう。しかし・・・・

依然、生理は長いままだ。

円錐切除から3年後の生理状況

手術をしたのが2017年の7月。そこから丸々3年経ち、むしろ生理不順がひどくなって来た。生理期間というか出血をちろちろ、だらだらしてる期間が月のうちの長い事。月の3分の2くらい出血している。

そしてとうとう、数カ月前から全く出血が止まらなくなった。

夏真っただ中で湿度の高い中、ナプキンをつけ続ける日々でお尻は炎症も起こしている。いやいや、そんなことよりも、出血がずっと止まらない状態で本格生理が3週間に1回くるので、貧血必至。手足が痺れてきた。

コロナのストレスとかもあるのかもしれない。が、この状況はさすがにマズイと思った私。定期健診の際に相談してみた。(内診の結果異常はないから、真剣には聞いてもらえなかったが。)おそらくホルモンバランスの崩れじゃないかと、100万回くらいすでに言われた答えが返ってきた。

「一応、ピル、使ってみますか?」

そんな感じで、今回、円錐切除から長くなった生理を解決するために、ピルを使ってみることに。

中用量ピルで 円錐切除後の生理が長い 症状は治るのか?

「低用量ピルは長期間飲みますけど、ホルモンバランスが崩れてる時は、中用量ピルで短期飲んでリセットしてあげるのがいいんですよ」

処方された薬はプラノバール。飲む期間は10日間。さて、これでホントに出血は止まるのか・・・。

プラノバールとは?

プラノバールとは中用量ピルの一種。

黄体ホルモンと卵胞ホルモンを補うことにより、これらのホルモンバランスを整え、月経周期および量の異常、月経時の諸症状などを改善します。
通常、機能性子宮出血、月経困難症、月経周期異常(稀発月経、頻発月経)、過多月経、子宮内膜症、卵巣機能不全の治療に用いられます。

不正出血より、月経移動やアフターピルといして処方されることが多いようだ。私の場合は低用量を長期飲むよりはお手軽なのでは?と判断されたのだろうな。一旦、月経移動をしてリズムさえ戻れば出血は止まる…という仮説だったのだろう。

しかしながら、飲む期間は10日と短いものの、低用量ピルと比べ中用量ピルは副作用があるのだ。

つらいピルの副作用

低用量ピルでも副作用はあるらしいが、おそらく中用量の方が激しく副作用がでると見て間違いないだろう。

私の予測は甘かった。以下の副作用は胃腸薬ぐらいじゃ全く薄れなかったんだな。

  • 吐き気
  • 頭痛
  • 微熱
  • 胃痛
  • むくみ

むくみは外見さえ気にしなければ辛いわけではないが、吐き気オエオエ・ムカムカが24時間続くのでは何もできない。おまけに熱も出て寒気がする。どこへ行ってもコロナ検温だらけの今、微熱とはいっても熱を出してる状態は疑われそうで嫌だ。

「飲み続ければ気にならなくなります」

病院ではそういわれたんだが、胃痛・吐き気・むくみは日を増すごとに酷くなり、飲み始めて4日目から微熱もついてきたんだよね。明らかに副作用はきつくなってきている。

胃薬も、痛み止めも飲んでみたが全くマシにならない。何とか副作用を和らげる方法はないかとググったところ、試せそう+効果ありそうな案が出てきた。

ピルの副作用には酔い止め

胃薬じゃなくて酔い止めが効くと書いてある。ちょうど手元に良く効く酔い止めとして知られる「アネロン」があったため、中用量ピルの前に飲んでみた。

そしたら、その日の夜から胃の気持ち悪さが圧倒的にマシ。全体的に辛さは軽減された。むくみや下腹の張りは通常より全然ひどいままだが。気持ち悪いのや頭痛が、許容範囲に収まっただけで全然気分が違う。

とりあえず、敏感な人はピルと酔い止めはセット!これで間違いないだろうな。

中用量ピルの生理不順への効果

副作用の緩和仕方を発見するも、本来の目的である出血を止めるという効果が無ければ意味がない。果たして中用量ピルは、円錐切除でおかしくなった生理を治す効果があるのか?

私の自分を実験にした結果はこうだ。中用量ピルでは円錐切除による生理不順を治すことは出来ない

10日間にわたってプラノバールを服用した結果だが、出血は完全には止まらなかった。少量ダラダラとした出血は続いたのである。ピルを飲むタイミングを24時間よりも早めて、効果の調整を試みたが変化なし。どうやら根本的なダラダラ出血の原因は、ホルモンバランスの乱れとは他にあるようである。

円錐切除後に長引く出血。ピルでその出血量を減らすことは出来るだろうが、止める効果は期待できない。少量ではあるものの、結局出血は続くのである。

ということを書くと、たまたまなんじゃない?とか言われるかもしれないので、「ピルで円錐切除後に続いていた長い生理が治った!」という方が居たら、ぜひご一報いただきたい。でも居ないんじゃないかな~。

こうして、円錐切除後の生理不順、つまり円錐切除してから生理が長い問題は未解決のまま4年目、2021を迎えそうな感じである。

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この記事を書いた人

Macaron

海外進出における営業や展示会出展サポート、英語の通訳・翻訳、イタリア語の通訳、ビジネス英会話講師。分からないことを丸投げしたい個人や小規模事業者におススメ。神奈川と石垣島の2拠点で活動。