しっかりと勉強して、知識をつけて、 英語力 Upを目指しばっちり準備をする。いざ英語で話すことになった時のための準備は大切だ。
でも、しっかり勉強して、準備をして、英語を話す機会に備えていても「話せる自信」にはならないかもしれない。
実際、いざ会話する・・・!となると上がってしまったり、急に言葉を忘れてアタフタしたり、黙ってしまうという人も多いのではないか。
それに準備をしていても、予想外の質問や話になることだってある。
自信を持つ手段を準備だけに頼っていると、こういう想定外の事態でパニックになってしまう。
すごく知識をつけること=自信が持てるようになることじゃないのだ。
Content
What is “confidence”? 自信ってなんなの?
私の場合は話せるかではなく、通訳をする自信の話になるけれど、英語が今よりはるかに出来たアメリカでの学生時代のほうが通訳としては不出来だったし、出来ない自覚もあった。
大学時代受けたTOEICは寝ていても960、英語でプレゼンもするし、論文も書くしという日常生活。が、大学を出た直後に帰国して働き始めた外資系で、「ちょっと通訳して」と言われた内容ができなかった。
理由は専門的な内容で分からなかったからだが、今だったら自分と畑違いの専門的な通訳でもやっている。イタリア語でも英語でも。むしろ、通訳は専門的な内容で自分の生活に馴染みないものがほとんど。準備するための資料や時間も十分にないことが多い。
経験値が上がったから出来るということもあるかもしれない。しかし・・・
「できる・できない」の大きな違いは意識の問題なのだ。
この新卒時の通訳時に私に無かったのは、「絶対に何とかする」というCommitment (コミットメント)をもって臨む姿勢。そのときは「あぁ、わからない。どうしよう」という思考で止まってしまった。
今だったら ”I don’t know. But I am gonna figure this out, right now.“=「さぁ、分からないから、どうやってやろうかなー」と必ずこなすことを前提として、何をどうすれば目的達成に至るか、自分のわかる事をどうやったら当てはめられるかに集中する。
commitment
リサーチをして準備を十分にすることは重要だが、予想していなかった質問や内容が入ることだってある。そんな時に、「あぁ、どうしよう」と思うか「さあ、どうやったら出来るか」と100パーセント遂行することは決定していて、その時にできる方法を考えるだけであるという意識でいられるかどうか。要は ”mindset” である。
自信を持つとは mindset=物の見方 を変えること
自信を得るのに必要なのは、きっと、完璧になることでも、素晴らしいスキルを身につけることでもなく、現状に今の自分で向き合うこと。
自信をもった行動の背景にあるものは、準備万端の余裕というより、今の自分で遂行するという意識。コミットメント!
- 「できなかったらどうしよう」と考えるスペースを作らない。
- その分を「どうやってやろう」の方法を引っ張り出してくるスペースに置き換える。
- そして、「どうやって」を見つけたら、行うことに専念する。
今何ができるのか、自分が既に知っていることをどうやったら適用できるのか?←この考えが習慣的に出来るようになったら、結構どんな状況でも何とかななるはず。
コミットメントする思考になっていない事が、考えたことをイマイチ行動する気になれない状況を作り出していることも多い。
では、英語で話すという行為にコミットメントする気になるには何をすればいいんだろうか?
英語力 を使う目的をクリアーにする。Ask yourself “Why?”
例えば・・・日常英会話ができるようになりたい。
だったら、日常英会話でしたいことは何なのか。達成したい目的は何なのか。
どのシチュエーションで、誰と、どんな会話ができるようになりたいのか。
どうしてそれが出来るようになることが自分にとって大切なのか。
Why, why, whyを自問して、考えていることをブレークダウン。書き出してみよう。
何をするべきかが見えてくるはず。
Follow Through ー決めたら直ぐにやる、最後までやる
出来るようになる人と、できないままの人の差はなんだろうか?
多くの人はアドバイスを求める。
でも、そのうち大半は実行しないのである。
または「いつか」やろうと思っている。
これは英語だけに関してではないけれども、いつかやると思っているうちは実行しないし、実行しなければ出来るようにならない。すごく単純な話。
今やらないとか出来ない理由っていくらでも見つかってしまう。今お金がないから、今時間がないから、今は余裕がないから、今は話す機会がないから、もうちょっと力がついてから・・・・・。
Ask yourself why – commit – follow through.
なんでやるのか。
やるのかやらないのか。
何を具体的にするのか。
自分に必要なことかどうか能動的に判断して、それを実行することに専念。
やり遂げること。
follow through
このワークフロー、考え方を習慣にすると、自信がなくて出来ないとは感じなくなる。
自信を持とうと考えなくても、コミットする姿勢さえあれば何とかなることが分かるから。
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英語を話す決心は出来ないけれど、やらなきゃいけないと感じている人は、マンツーマンで考え方をトレーニングしてもらうのがいいと思います。ご希望の方はこちらまで。ご自分の状況と、どうなりたいのかを詳しく教えてください。