VanityFairの長い長い記事で「Tinderは男性優位のセフレ文化を助長し、女性は不快な思いをすることが多い」という内容がフィーチャーされていた。これに対して、アプリTinder側はTwitterで過剰な反応をしたと言われているが、案外、Tinder経営陣の女性軽視の姿勢が当たっていたから躍起になったのかもしれない。
女性は売女・・・その視点が顕著に表れたのが、Tinderの女性Co-founderが排除されて裁判を起こしている件だ。
「女だから」スタートアップのメンバーをセクハラ&解任
Whitney Wolfe はTinderの共同創業者の一人だと言われる女性。
Tinderには他に3人の創業者が居て、全て男性である。Whitneyは、元カレであり共同創業者のJustin Mateenから、口頭でも、文面でも売女呼ばわりされた挙句、会社を辞めさせられたという。
彼女が実際に受け取ったメッセージのスクショや、このMateenのその他セクハラ発言は各方面の記事に上がっているが、これを見たら、Tinderはタダでやれるフッカー探しとして作られたとしか思えなくなるような酷い内容だ。(スクショ一部はこちらで http://www.businessinsider.com/tinder-lawsuit-and-sexual-harassment-text-messages-2014-7)
「Tinderというワンナイトの相手探しアプリに、女性が共同創業者として居るのはビッチすぎる」との理由を告げられて、Co-Founderのタイトルを降ろされることとなったWhitney。
TinderはMatch.comの姉妹アプリとして生まれたので、そもそもスタートアップでは無いという事になるようだが・・・Whitneyが「女」だからセクハラを浴びせ、共同創業者の地位を剥奪、辞めざるを得なくなったというのは事実らしい。
Tinderの初期ユーザーは女子大生
彼女はマーケティング担当として、初期のTinderユーザーベースを築いた人物。Tinderというアプリ命名をしたのも彼女だと言われている。
2012年、Tinderが登場した時、Tinderなんてアプリは無名だったし誰も使っていなかった。そこでWhitneyがアメリカ全土の大学に出向いて、女子大生たちにプレゼンし、アプリをインストールさせ、次に同じ大学で男子学生にアプリをインストールさせ「顔を知っている可愛い女の子たちが居る」アプリにした所からTinderの浸透が始まったらしい。
Tinder運営=オレ様男子
Whitneyによると、会社の中はもっと酷いらしい。「女性を利用したいだけの最低な部類、典型的オレ様タイプの肉食男子。テック業界のスタートアップにありがちの。」・・・ということらしい。
そんなわけで、Tinderは日本で恋活アプリとして定着するよりも、男性にとって効率的で経済的なヤリモク・ツールの決定版となりつつあるのではないか。また、出会い系に多い肉食女子が、それに迎合する形でセフレ探しandワンナイト・サセコ・ツールとして定着させていくのではないか・・・という気がする。