出会いアプリTinderを通して、外国人と知り合って英語を学びたい日本人や、また日本に留学している外国人男性たちと多く知り合った。
その中の1人、日本に留学していたイタリア人のA君とは頻繁に電話で話している。先日も長電話をして、A君の日本語での日常会話の流暢さについて話しながら、とある疑問が湧いた。
わたし「日本人の彼女とか奥さんがいるイタリア人の方が、日本語できないケース多いよね」
日本語を学ぶイタリア人で、日本人の彼女や奥さんが固定でいる人も多く、一方で日本人だとかどこの国の人とか国籍に関わらず恋人を選ぶ人もいる。何故か、日本人の彼女or奥さんが居る学習者のほうが、片言というか文法が片言レベルケースが多いのだ。
A君「そりゃーだって、そういう人は適当に日本語でナンパ出来るくらいになれれば良いから、本気で勉強しようと思ってないもん。」
確かに、ある程度の意思疎通なら身振り手振りもあるし、綺麗に会話ができなくても問題はない。むしろ、言葉でニュアンスを伝えようとかいう意志や希望を放棄している方が、男女関係に関してはうまくいくかもしれない。
それに、恋人が自分の学んでいるターゲット言語を使いこなせる人だと、そこに助けを求めるので、自力で自立して言語を使いこなせる状態にしようと思わない事もあるだろう。
自分自身が使えるようになりたいのだろうか・・・それとも、自分が不自由なくコミュニケーションが取れる方法さえあればいいのだろうか・・・というスタンスの違いが有るのかもしれない。
外国人の知り合いを多くつくる事は学習のモチベーション維持とリマインドに確実に役立つ。
日本語で話す際もそうだが、同じ価値観や概念、知識、興味を持ったコミュニティ内に居るよりも、異なる性格や人の層に触れることができるコミュニティの幅で活動するほうが、1つの物事に対して「分岐点」となるような複数の見解ができる知識と能力がつく。
それは、どの言語に関しても同じで、「日常」でマストな要素 + どんなトピックに触れているか が総合的な言語能力になる。この +αで触れるトピックを如何に広く持ち、その言語を使って如何に掘り下げるかが重要になる。だから、好奇心強くて、何でも自分なりに比較・理解(インプット)したものを表現(アウトプット)したい人、知ることに貪欲な人がどんどん言葉を覚えていく。
結局は自分次第って事なのだ。
自分が狙う言語を母国語とする人を恋人にしたから、外国語ができるようになるわけじゃない。元々勉強しようとしていたというより、そういう外人の恋人がキッカケで言語に興味を持つキッカケにはなったりするということだろう。
けれどできるようになる人は、外人の恋人の存在が無くても出来るようになるし、恋人づくりを英語のインプット・アウトプットの手段にしている人は、多分日常会話サバイバルレベルどまりになってしまう様子が目立つのだろう。
外国語や外国文化への興味や関心を掘り下げられるか、掘り下げるほど自分にとって重要事項にできるか・・ということに尽きる!
それから、恋人かどうかに限らず、相手が誰であってもLanguage Exchangeを一歩掘り下げて活用すれば、語学のアウトプット力を飛躍的に伸ばす事が可能。
相手の母国語を使って、相手が分からない日本語の言葉を説明しようとすると意外と骨が折れる。そもそも日本語でだって、言葉の定義だとか考えたこともないし、何となくイメージで使っていることが多いから。
自分の中での言葉の理解を新たにすることができるし、相手にイメージが湧くように、客観的に、自分の持つ語彙だけを使って言葉の意味を説明すると、限られた語彙力で「何とかする」という表現力が鍛えられる。オススメ!!