新しい話ではないけれども、MassimoBanzi率いるArduinoLLC(ウェブサイトでいうArduino.cc)がブランド名を変えて展開を始めたGenuinoが、イタリアでも生産されているらしい。
(↑また関連のない画像で申し訳ない)
パートナーとして生産を請け負うのはAxelというロンバルディア州のVaredo(ミラノの北のほう)にある業者。
とうとうGenuinoもMade in Italyなものが登場するのか。もう一つに戻っちゃえよー。というのが誰が考えても合理的だし唯一の道だと思うんだけどね・・・
2社の工場の位置関係
ちなみにArduinoSRL(Arduino.org)が基板を作っている工場はピエモンテ州にある。ロンバルディアの西隣である。
あぁピエモンテもロンバルディアも、この時期は寒いな。ジビエ料理がおいしそうだ。としか思い浮かばないくらい、個人的にMaker的な話題には疎い。
10年前の年越し、ピエモンテの東側、つまりロンバルディア州との境目近くで家を借りて過ごしたとき、見事にインフルエンザにかかり、おいしいもの食べるどころか、熱と吐き気と外からの爆竹ばか騒ぎの音で苦しんだ記憶が今も鮮明に残っている。
そんな北イタリアの隣同士の州で生産されることになったArduino.orgのArduinoとArduino.ccのGenuino。 というか、Arduino.ccの、つまりBanziのほうも、研究と開発の本拠地はピエモンテ州だよね。ややこしいな、もう。
Made in Italy?
Arduino.orgのほうは基本的に基板は、Made in Italyだったはず。
Arduino.ccのほうは、イタリアで生産する基板は「ヨーロッパ市場向けのGenuino」ということらしい。
ヨーロッパ市場でGenuinoの売り上げが好調なら、IoTの分野で新商品を開発して、それもAxelは生産する予定なのだと。
ちなみに、日本人の間でも浸透しているイタリア料理であるバーニャカウダは、ピエモンテを代表する冬の1品。
Bagna Caudaとつづる。 Bagnaは浸す、Dipする。CaudaはCalda=熱いから来てるのでHotDipということになる。各人が一人鍋みたいに、下から火でソースを温め、そのなかに野菜をDipして食べる料理。
私はArduinoがどこへ行くのか、どこで作るかとか、どの会社が作るか、どんな商品を作るのかよりも、このピエモンテとかロンバルディアで開発とか工場とかで働いてる人がこの時期、毎晩何食べてるのか、そっちのほうが興味あるのだ。
この時期のピエモンテ、トリュフもあるじゃないか!白トリュフをばっさばっさかけたカルボナーラ ―Carbonara al Tartufo Bianco―を食べたいな