告知 のあった翌日、会社に行く気が起きない。行ったところで8時間のうち1時間も仕事に集中できない。
精神的なダメージは大きい。それと同時に、会社に行くことが全く馬鹿らしくなった。
告知 を受けての後悔 その1.仕事
それまでは、会社で仕事することに意義を見出そうと、意識的に自分を仕向けてきた。が、そんな気が一気に抜けた。意味ない事に意味はやっぱりない。価値を見出そうとする苦悩は、ストレス増大するだけ。
考えてみて後悔していた。仕事を辞めようと思った時に辞めなかったこと。
結局は、これまで有限な時間と心身のエネルギーを浪費し、小さなストレスの蓄積で、リアルに病んだことになるから。うー、悔しい情けない。お金のために体壊して命なくしたら、その何十倍お金を積んでも命は取り戻せない。
Health comes first ってよく言われた頃、自分でも分かってるつもりだったけれど、分かっていなかった。この度、身をもって知った気がする。
ぐるぐる考えて、会社は休んだ。何人かの友達にガンだって言われたとメッセージを送る。高校時代の友達から通話がかかってきた。それで何時間か話して、ちょっと楽になった。
告知 を受けての後悔 その2. 病院選び
会社を休んでも、Googleサーチはやめられない。
不安は煽られるけれど、やはり自分の病気の診断結果について十分に理解できるだけの説明を受けていない気がする。ちゃんと説明されないなら、気が済むまで自分で調べるしかない。
そうやって調べていくのだが、病気って個体問題。結局知りたいのは、自分が大丈夫なのかどうかという所。
上皮内腺がんって出たけど、何ともない可能性とか、もっと悪い可能性とかどれくらいありそう? 今わかってることを、詳しく知りたい。どうやって上皮内とか、異形とか、進行とか判断してるのか、顕微鏡でみた画で解説してほしい。
もう同じ病院で一度聞いたほうがいいのか、もう手術日は決まっているけれど別の病院を訪ねたほうがいいのか、悩むところ。
ちゃんとした説明を受けたいが、担当医の説明は良くなかった。説明の順序に一貫性がない。そういう説明をする人は、たいてい何度聞いても同じ答え方しかしない。
別の病院に行くにしても、①セカンドオピニオンだとお金も数万かかるし、②手術は早くしたほうがいいと言われている状態で、他に行けば結構待つことになる。大体の病院は初診から2か月は待つようだった。取った組織のプレパラートを別の病院で再度診断してもらうのも、今からだとブッキング済み手術日くらいまではかかってしまう。
癌って診断されると思っていたら、最初から悪性腫瘍に強そうな病院にしたのに・・・。病院を変えるって、こんな大変なんだ。
あんまり考えちゃいけない。今別に病気の自覚症状でつらいとか、苦しいとか、そういう実質的な病の悩みがあるわけじゃないのだから。
そう言い聞かせるも、昨日、病院に行った後は、お昼ご飯も食べられず、食欲自体も沸かず。家に帰ってからも何か口に入れたところで味を感じなかった。
今日もお昼を食べていない。気づくと午後4時。今日は月一で行われる大学のOB会だった。一人だとどうせ何も食べたくない気分なので、気晴らしに大学の集まりには行こう。
暑い最中だったが、駅まで20分ほど歩き、電車に乗って六本木ヒルズへ向かった。
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