最近勤め始めた会社から自宅に戻ると、「男のニオイ撃破」と書いたファブリーズが置いてあった。はて、母が私の「 会社の会議室が加齢臭 クサい」という感想をテレパシーにて聞き取り、買ってくれていたのであろうか・・・・。
家に買ってあったものがこちらである。数あるファブリーズの種類で何故かコレ。
まさに私が会社で撃退したいニオイにピッタリはまる商品タイトルが。
会社の会議室が加齢臭 ぽいクサいかもと思った切っ掛け
その日は取締役会であった。
前日にお茶だのコーヒーだのセットアップしに役員会議室に入った。特に何も気づかなかった。机に指紋がベタついて汚いと思った以外は。
そういえば、前任の通訳の方が言っていた。「会議の後は指紋がベタベタ残っていて汚い」と。それで丁寧に机を拭いていた。
几帳面な性格の方だからきっと机の汚れなどが気になるのだろう。私は超おおざっぱ人間だから、おそらく気づかない。
と思っていたのは数週間前。
私は間違っていた。めっちゃ気になるやん。警察で指紋撮るときバリにベッタリついた指後を見て見ぬふりできず、ウェットティッシュ2枚を両手に持ち、さらにアルコールを吹き付けて二度拭きした。
そういえば、「会議室使った後はクサくて・・・・」と言って(その場でファブっていた)いたことも思い出した。それも、言われた時は気にならずにいた。私はおおざっぱだから以下略――。
しかし―――――
その日の午前中に気づいた。
まだ取締役会の午前部。5分間のトイレ休憩があり、席を立つ。うっぅ。なんか酸っぱいニオイがムッと立ち込めている。
会議室のドアの外に出ると、ムッと感から解放されて息ができる。これが前任者が噂していた加齢臭か・・・・。トイレでそんな事を考えながら、会議室に戻った時には、やっぱり臭いニオイがこもっている事が気になった。
これ、午前だから日の終わりにかけて酷くなるよ。(;’∀’)
考えてみたら、その日の役員会議室の平均年齢は50代後半以上か・・・・。加齢という名がふさわしい平均年齢だ。そんな中で、皆さんは気にすることなくお昼ご飯を召し上がったのであった。加齢臭と共に。
会議室がクサい原因は加齢臭なのか?
「会議室」「臭い」で検索すると、どうやら加齢臭のほかに「脂臭」というのが会議室クサさの原因らしい。
女性のほうが敏感に感じやすい?「会議室の脂臭」その原因はコレ!
この脂臭の原因成分は、頭部とその周辺に発生する「ジアセチル」という物質で、加齢臭成分よりも100倍も広がりやすい――らしい。
なるほど、頭皮というのもあるだろう。
しかもクササを封じるために着けているであろう整髪料が、その臭さを皮肉なまでに増すのは分かる。しかしならがら、なんか腐敗臭っぽい酸っぱさと息から出るクササが混じったような独特のあのニオイは何と呼ぶのであろう?加齢臭の一種と思ってよいのか。
切っても切れない通訳と加齢臭
以前、通訳者のブログを読んでいて「通訳する相手に近づきたいような人は滅多にいなくて、逆にどんどん離れたいような人ばかり」というのを読んだけど。
確かにそうだ。
通訳を会社内に置いておくというのは、年功序列社会で偉い立場になれた人=加齢臭というニオイがふさわしい年齢の人のために通訳をするという場合がほとんど。
近づきたくなるような、近いところで長時間いたいような相手は滅多にいないだろう。
今までいた会社も超日本企業だと思っていたけれど、今いるここが初めての真にコッテコテの日本企業なのかもしれない。だって、今まで加齢臭が充満することで知られる会社なんて勤めたことがなかったのだから。
しかしながら、これはチャンスなのかもしれない。
翻訳や通訳という、私にとっては虚しさがこみあげてくる職業からキャリアチェンジするための。