「英語を話せるようになりたければ、英語で考えられるようになること。」
英語習得のアドバイスとして聞いたことがあると思います。
「英語で考えられる脳になるには、どんな訓練をすればいいのか?」
これが、わからなくて諦めちゃうのが英語コンプレックス人間の典型パターンだと思います。わからないというより、(その訓練が本当に有効か)納得できないので勉強する気になれないのかもしれません。
訓練方法を知る前に分かっておくべき、重要なこと。
それは、英語が「目的」ではなく「手段」であるという認識です。
英語を話せるようになりたい、ではなく
英語でしたい何かがある、知りたいことがある、発信したいことがあると感じているでしょうか?
英語も日本語も、言葉を並べて発することを目的とするなら、文字通り「言葉の羅列」となってしまいます。
英語で学びたい、
英語で理解したい、
英語で伝えたい事がある。
まず「英語を」から「英語で」に自分の意識を向けるようにして、いつしかその「英語で」が無意識にできるようなったら英語脳になった証拠。
「英語で」という意識を、無意識のうちに持てるようになるには、普段の英語学習アプローチを考え直す必要があるかもしれません。
多くの人が「英語を勉強する」という漠然な意識で停滞してしまうのは何故でしょう?
それは一般的な英語教育が最初から最後まで、「英語を勉強する」をsubjectに据えているから。教える側の観点も、教材も基本的にその枠から出ません。
英語を手段ではなく、目的として学習することを習慣として来てしまったため、残念なことに思考が固定化されているのです。
学校の教育の変化の無さを嘆かなくてもOK。一般に書店に並ぶ教材は進化しています。書店に行くたびに増えているんじゃないかと思うくらい、英語教材は多様化。選択肢が増え続けています。
そして、固定化された思考から脱却するための、「英語で」何かを勉強することをテーマにした学習ツールという観点で考えると、選ぶべき英語脳トレーニング教材も定まってくるのではないでしょうか。
さて、実際に書店に出向いてササッと見てピックアップ。
アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書
もうピッタリすぎるのがありましたね・・・。まさに自分がアメリカにいるときに、「こういうふうに色々な教科、トピックを英語で学べば多方面から理解できるのに」と思っていました。
アメリカの中学教科書で英語を学ぶ
英語で学ぶ対象として、やはり自分の国は欠かせない。日本を英語で伝えるツール
日本の地理・歴史の知識と英語を身につける
シンプルな英語で話す日本史
英語で読む 世界一おもしろい日本史の授業
英語を習得するということは、外国に対して日本の存在をアウトプットする機会を増やすとうことです。
以前は、こういった英語脳を鍛えるための書籍というと小説の対訳ぐらいでしたが、いまはニッチですね。
これからオリンピックに向けて、日本を英語で伝える必要性が増すと、それに合わせて更に「英語脳」系の書籍が増えるんじゃないでしょうか。これから英語学習が更に楽になるっていうことですね!
ただ、人間って「いつでもできる、やる気にさえなれば簡単にできる」と思うと意外とやらなかったりするので、今のうちにお尻に火をつけておきましょう。