フルリモートの仕事が増えてきている。「リモートワークを頼りに地方移住しようかな」と思う人も増えているかもしれない。
たしかに、コロナをきっかけにリモート/テレワークにシフトする企業が増え、フルリモートという働き方も一般的になった。はずであった。
・・・が、移住をするとなれば話は別。
可能であれば、フルリモートの仕事を見つけてから地方に移住が望ましい。
もう見つかっていて、あとは移住するかどうかだけ・・・の場合は、一番最後の項目に飛んでください。
今、フルリモートの職場ではなく移住を検討している人は、以下の事を考慮ずみですか?
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テレワークの仕事を地方移住する前に確保すべき理由
精神的余裕
移住後に仕事探しをして見つからなかった場合、貯金を切り崩す形になるか、もしくは現地で一時的にバイトすることになり金銭的にはマイナスになります。
金銭的にマイナスになると精神的に余裕がなくなります。
単に無職状態が続くのも、人によっては自己肯定感が下がる、自分の価値を感じられなくなる原因となるので精神的に追い詰められます。
都会と比較したフットワーク
都会にいるといる方がフットワークが軽い。ちょっとした移動時間でビジネスの中心地にアクセスでき、ビジネスのネットワーキングに有用な人間とも会いやすい。都会にいるときに、これらの機会を最大限活用しておくべきです。
移住したら移住したで、そこでの出会いもあります。しかし、同じ時間で出会える数はやはり都会のネットワーキングの方が多い。分母が大きいに越したことは無いです。
ネットワーキングで知り合う人からプロジェクトの紹介、ポジションの紹介とかもあります。繋がっといて損はないです。
地方は移動時間もかかります。移動時間のわりに、出会える数は少ないでしょう。現地手動で動いているプロジェクトの規模も小さいかもしれません・・・。
地方で働く賃金の安さ
フルリモートの雇用や完全リモートのプロジェクトの目星がついていないなら、最終的には移住した先の企業や経営者に雇われる形になるかもしれません。
そこの土地の給与水準は、今住んでいる都会と同じくらいですか?
ほとんどは賃金相場は下がるのではないでしょうか?
自分の思う待遇のところが見つかるまで待てるなら問題ありませんが、一番最初に上げた懸念の通りになれば、現地で探さざるを得なくなるかもしれません。
フルリモート転職の罠
「フルリモート」「リモート」と大きく掲載された求人広告。それって本当にフルリモートですか?
多くの求人広告がフルリモートやリモートというキーワードを惜しげもなく使用していますが、そのうち実際にフルリモートな企業は少ないのが現実。出社が必要な企業が大多数です。
大抵のリモートを謳う企業は、リモートというキーワードに釣られる求職者が多い事を知ったうえで、出社ありきの求人を記載する「釣りの確信犯」なのです。
フルリモートあるある条件1.【出社できる距離】
フルリモートという記載でも、本社に公共の交通機関で出社可能な場所であることが条件であるケース。
飛行機や新幹線はNGです。
フルリモートあるある条件2.【週に1回もしくは月に2,3回出社】
業務で出社するケース、そして社畜精神を育てる改めチームビルディングための出社を前提としたケースがあります。
チームビルディングに週1回も要らないですけどね。
週1で来いと言っている会社に移住して勤めるのは非現実的です。
そもそも採用段階で落とされるでしょう。週1出勤の会社の目的は、従業員を見える管理下に置くこと。移住をしてしまうような精神の人はウェルカムではないのです。
月2,3回とあいまいな設定に関しては、事前に日程が決まっていなく急に呼び出せる距離感であることが読み取れますので、週1回と同じく移住組には向いていない職場でしょう。
テレワーク移住希望者が最初にやるべきこと
移住を経験してみたい!というのであれば、休暇や現職のリモートワーク制度を利用して、短期間だけ地方からワーケーション中に、ノマドワークしてみることをお勧めします。
とりあえずプチ移住
完全にリモートな仕事を確保した状態の人も、同じようにプチ移住を先にやってみることをおススメ。
現地のコワーキングスペースから仕事すれば、現地の在住者や移住者と知り合って現状をうかがい知ることも可能です。
そうやって徐々に移住についてリサーチしながら、同時進行でリモートワークの転職先を探します。そうやって準備しておけば、リモート先が決定したら、すぐに引っ越しなどに移れますし、すでに現地に知り合いも出来ているでしょうからリモートでも地域との繋がりを作って行けそうですね。